ダカールラリー 5連覇へトヨタ車体 予算減は情熱で克服(毎日新聞)

 南米で元日(現地時間)から始まったクロスカントリーラリーの最高峰、ダカールラリー(旧称パリダカ)で、トヨタグループのトヨタ車体(愛知県刈谷市)が市販車部門で史上初の5連覇に挑んでいる。世界同時不況でチームの経費が大幅削減されたうえ、トヨタ自動車のフォーミュラワン(F1)からの撤退も重なるが、グループの「国際的モータースポーツ最後の砦(とりで)」と意気込む。

 トヨタ車体は05年から出場、市販車を無改造で走らせる部門で4連覇中(08年は中止)。今回、市販車部門ディーゼルクラスに、09年大会(1月、南米)と同じ「ランドクルーザー200」2台が出場。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートし、最大標高4700メートルのアンデス山脈を越え、チリのアタカマ砂漠を縦断。17日までにブエノスアイレスへ戻る約9000キロのレースだ。

 ラリーの経費は、1社年20億〜30億円ともいわれる。市販車部門は車両の改造費が不要のため、少なくて済むというが、チーム関係者によると、不況に伴う業績不振で、今大会の経費は同じ2台が出場した09年大会の半分近くに削減された。チームメンバーも、09年の23人に対して今回は16人。大会前にアフリカのモロッコで2回行っていた計約1カ月間の特訓も今回は中止。秋に前哨戦として出場していたUAE(アラブ首長国連邦)ラリーも欠場した。

 だが、チームの士気は高い。危ぶまれた今大会の出場が実現したからだ。先月17日の壮行会で、ラリー車生産工場長は「F1撤退後、ダカールラリーは最後の砦」と激励。白井正年専務も「5連覇を果たし、オールトヨタの車づくりに対する情熱とロマンを全世界に示したい」と意気込んだ。

 同社によると、3日現在(現地時間)、市販車部門ディーゼルクラスで1号車が1位、2号車が3位に付けている。【安間教雄】

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